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●自宅が欲しいけど高くて手が出せない・・・
●動物を飼いたい・・・
●子供が小さいからアパートではなく、戸建てに住みたいけどなかなか見つからない・・・
新築マンションや新築戸建ての価格が上がって、なかなか自宅を手に入れることが難しくなってきた昨今。私もFIREするときは住む場所をどうするか悩んだ。
私は33歳でお金・投資の勉強を始め、10年後の42歳でFIRE(経済的自立・早期退職)した元教師(地方公務員)である。特に不動産・空き家再生事業をメインで取り組み、毎日ネットで不動産をチェックして良い物件がないか探してきた。
良いと思う物件があれば現地に行って見てきて相場観を養い、不動産の目利きを高めていった。実際に十数戸、不動産を購入してきた。その過程で戸建てを安く手に入れる方法を学んだ。
ここでは、まだ自宅を購入したことがない人でもちょっとした工夫をすれば、自宅を安く、時には0円で手に入れることができる方法を紹介する。
また、FIREをするにあたっての悩みにも遭遇した。住む場所問題だ。
教師(地方公務員)は異動・転勤があり、私たち家族は異動で地元を離れていた。自宅も持っていなかった。
退職し、職場がなくなるわけだから、住む場所が縛られなくなる。だから、どこにでも住んでいいのだ。日本全国、海外でも、どこでも好きな場所に住めるが・・・逆に困った。
この記事を読めば「格安で自宅を手に入れるノウハウ」や「実家の空き家をどうするかで困っている人を助ける方法」が学べる。
また、FIREを目指す人は退職後の住む場所問題を知ることで事前に対策が立てられるようになる。
私は13年かけて不動産投資・空き家再生事業に取り組んできた。そのノウハウや経験が凝縮しているので、自宅を格安で手に入れたい人、FIRE後の住む場所問題を解決したい人は最後まで読んでほしい。
<もくじ>
●0円で手に入れた借地権の戸建て
●借地は元の状態にして地主に返さないといけない
●私と0円戸建てとの出会い
●空き家は無料、しかし地主への借地権の譲渡承諾料を代わりに払う
0円で手に入れた借地権の戸建て
私は実家から徒歩1分にある空き家を見つけ、持ち主に相談して、借地権の平屋建ての物件を無料、0円で譲っていだいた。
借地は元の状態にして地主に返さないといけない
この物件は空き家になって2年が経過していた。借地権の物件だったので地主さんに土地を返す時は元の状態にして返さないといけない。だから、空き家は取り壊さないといけなかった。取り壊すにもお金がかかる。空き家の持ち主のおばあちゃんはどうするか困っている状態であった。
私と0円平屋戸建てとの出会い
私は3年前の12月に早期退職することを決めた。
妻も私の決断を受け入れてくれた。次は私の両親と妻の両親に伝えないといけない。正月に帰省した時に両方の実家に行き、相談し、承諾してもらうことができた。承諾してもらってホッとしていたところ、ある問題に気づいた。
「住む場所はどうしよう・・・」
早速、私は妻と実家の周りを歩き回ることにした。住む場所を探すためだ。そしたら今まで全く気づかなかったが、実家から徒歩1分のところに空き家を発見した。幸運にもお隣の家のおじいちゃんが花に水を与えていた。
私が尻込みしていると、妻が間髪入れずにお隣のおじいちゃんに声をかけた。その空き家は2年間、誰も住んでなく、たまに持ち主のおばあちゃんが空気の入れ換えに来ているとのことだった。おばちゃんは娘家族と一緒に住んでいた。
連絡先を聞き、おばあちゃんの娘さんに電話をかけた。
その空き家にはおじいちゃんとおばあちゃんが住んでいたが、おじいちゃんが亡くなった後、おばあちゃんは娘さん家族と一緒に住むことになった。
空き家は借地権の平屋で、もう住むことがないのでどうしようかと悩んでいた。住んでいないのに借地料を払い続けないといけない。
借地だから地主さんに返す時は平屋を取り壊し、更地にして返さないといけない。取り壊すにも100万円以上かかると業者に言われていた。
話を聞いた後、私たちの事情を説明した。
実家が徒歩1分のところにある。3月に仕事を辞めて引っ越す予定であり、住む家を探している。もし、よかったら空き家を譲ってもらえないか、と伝えた。
後日、娘さんから連絡があった。
「100万円でどうか」
私は
「少し考えさせてほしい」
と伝えた。
妻とも相談し、他の物件をもう少し探すことにした。
空き家は無料、地主への借地権の譲渡承諾料を代わりに払う
1か月後の2月の中旬、娘さんに再び連絡をした。
「母と相談しました。無料でいいですよ。取り壊し費用がかからなくなりますから。その代わり地主さんに払う借地権の譲渡承諾料を代わりに払ってもらえませんか。」
と娘さんは提案してくれた。
私はすぐに妻に相談し、「はい。よろしくお願いします。」と伝えた。
3月中旬に不動産登記を依頼した司法書士さんの事務所で不動産贈与承諾書や借地権譲渡承諾書、普通借地権設定契約書などの契約を交わした。
これで私たちは無事にFIRE後に住む場所を確保することができた。
空き家は無料で譲っていただいたが、おばあちゃんの代わりに地主さんに借地権の譲渡承諾料を十数万円支払った。ほかにも不動産登記費用など総額25万円くらいはかかった。
それでも格安だ。
おばあちゃんたちも処分に困っていた空き家を手放すことができた。Win-Winの関係だ。
この取引での反省点をひとつ上げるとしたら売買でなく、贈与となったことだ。無料で譲ってもらったということで1年後の確定申告で贈与税を支払った。売買契約だったら贈与税はかからない。
(事例紹介なので詳しいことは割愛するが税金についてはしっかり税理士に相談してください)
また、FIREするときの引っ越しに関しての反省点もひとつある。それは補助金を調べていなかったことだ。
自治体によっては親との同居や親の近所に住むことでもらえる補助金があったりするので是非調べることも勧める。
今回は空き家を0円で手に入れる方法を紹介したが、空き家問題はこれからの日本の問題である。この方法は社会問題の解決のひとつにもなる。
状況によってはお互い”Win-Win”の関係で格安で自宅を手に入れることができる。
借地料の支払いは年間約6万円で月々約5,000円の計算になる。私は格安で住む場所を確保することができた。FIRE生活はいかに支出を抑えるかも大切だ。FIREを目指している人は是非とも創意工夫して目標を達成してほしい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。疑問や質問などがありましたらコメント欄にお書きください!毎週金曜日に記事を公開しますので、次回もお楽しみに!※投資は自己責任で行ってください
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