【公務員必見!】若くしてサイドFIREを実現するためのロードマップ

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サイドFIREしたいけど、何をすればいいの?副業はしないといけないの?

自分にあった方法ってあるのかな?FIREするにはいくら必要なの?

公務員は安定の職業と言われているが本当にそうなのか。近年はブラック企業、やりがい搾取と言われるようになりつつある。働き方改革が叫ばれるも、なかなか長時間労働はなくならない。公立学校の定額働かせ放題といわれる給特法もいまだ改正されない。

そのような中で、公務員にもFIRE(経済的自立・早期退職)が注目されている。定年まで働くイメージがわかない。社畜として働くことは避けたい。早く経済的に自立して、好きなことをやりながら暮らしたい。経済的な不安や新しい価値観などからFIREを目指す人が増えている。

それではFIREをするためにはどのようなことを考えながら生活しなければならないのか。何を準備すればよいのか。公務員がFIREするためには戦略が必要である。この長い人生を戦略的に生きる上で、FIREをするための人生プランを考えなければならない。

私は33歳でお金・投資の勉強を始め、10年後の42歳でFIREした元教師(地方公務員)である。13年かけて250冊を超えるお金・投資の本で学び、学んだことを実践することでFIREすることできた。

ここでは「公務員がサイドFIREをするために知っておくべき考え方や方法」を詳しく説明し、FIREをするためにやるべきことを明らかにする。

この記事を読めば、若くしてFIREを目指す公務員が事前に知っておくべきことが分かり、取り組むべきことが明確になる。やるべきことが明確になることで公務員としての人生戦略が立てることができるようになる。

私はFIREに向けた考え方や取り組みを学んでいたおかげで、42歳でFIREを達成できた。どれが欠けてもFIRE達成はできなかった。ぜひFIREを目指している人は最後まで読んでほしい。

サイドFIREをすると決める

目標設定の重要性

FIRE(Financial Independence, Retire Early)とは、経済的自由を手に入れ、早期に仕事を辞めることを目指すライフスタイルである。特に安定した収入を得ている人にとって、サイドFIREは現実的な選択肢となる。

公務員にはリストラがない。だから、安心してFIREに向けて、様々なことに取り組むことができる。若いうちから経済的自由を目指すことで、日常生活での自由な時間を活用し、自分のやりたいことに挑戦できるのだ。

サイドFIREを実現するためには、まず明確な目標を設定することが重要である。何歳までに早期退職するのか、経済的自立に必要な金額や生活スタイルをイメージし、自分がどのような生活を送らなければいけないのかを考えるべきだ。目標が明確であればあるほど、行動に移しやすくなる。

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私は33歳のときに、45歳でFIREしようと決めた。私がイメージしたのは【金持ち父さん貧乏父さん(筑摩書房)】のロバート・キヨサキ氏だった。

私には不動産が合っていると感じて、不動産関連の書籍を読み、セミナーに参加した。元サラリーマン大家の脇田雄太氏にも会いに行った。そこからすべてが始まって、私は42歳でFIREすることができた。

目標を明確にしよう。まずは何歳までにFIREするかを決めよう。そうすればFIREに向けての具体的な行動が見えてくる。

自分のライフスタイルを見直す

次は自分の生活を見直そう。今のままでFIREは達成できるのか。できないなら何を意識する必要があるのかを考えよう。

FIREを達成するためには3つの力が必要になる。それは「稼ぐ力」「貯める力」「増やす力」だ。人気YouTuberの両@リベ大学長は【お金の大学(朝日新聞出版)】で経済的に自由になるための基本としてお金にまつわる5つの力を身につけることを勧めている。

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人生を豊かにする!お金にまつわる5つの力 

  1.  貯める 支出を減らす力
  2.  稼ぐ  収入を増やす力
  3.  増やす 資産を増やす力
  4.  守る  資産を減らさない力
  5.  使う  人生を豊かにすることにお金を使う力

現在の生活を振り返り、どの部分が改善できるかを考えることが必要である。無駄な支出を減らし(貯める力)、必要なものに投資することで、より効率的に資産を増やすこと(増やす力)ができる。

そして、どのようにして給料以外の稼ぎを増やしていくのか(稼ぐ力)を考える。自分のライフスタイルを見直すことは、サイドFIREへの第一歩だ。

サイドFIREの具体的なビジョンを描く

なぜ、自分はFIREしたいのかを深く考えよう。早期退職するということは経済的に安定した公務員を辞めるということだ。辞めた先にどのような幸せが待っているのか。自分が目指すサイドFIREの姿を具体的に描くことで、モチベーションを高めることができる。

公務員は何かと忙しい。仕事に疲れて、FIREに向けた取り組みができないことがあるかもしれない。FIREへの決意が薄れ、気持ちに甘えが出るかもしれない。そういう時に自分の目指す姿が明確だとやる気を取り戻すことができる。長期的な取り組みにはモチベーションが必要だ。

私は自分の人生を他人に左右されるのが嫌だ。私はサッカーを教えたくて教師になった。しかし、希望していない人事異動によって、サッカーの指導があまりできない環境になった。この経験は自分の人生を、自分でコントロールするためにはどうすれば良いかを考える最初の機会になった。

私は誰にも縛られることなく、家族や友人と自由に過ごしたいと思っている。そのためには経済的自立が必要になる。組織に依存しては達成できない。だから、私は妻とともに不動産賃貸業を始めた。

なぜ、安定した公務員の地位を捨ててまでFIREしたいのか。退職後は何をしたいのか。どの地域に住みたいのか。どのような趣味を持ちたいのか。自分の人生をどのように描いていくのか。具体的なビジョンがあれば、日々の行動がその目標に向かって進むことになる。

稼ぐ力を高める

副業の選び方

公務員の給料は良くも悪くも安定している。収入を増やそうにも、仕事で頑張っても収入は増えない。そこで必要になるのが副業である。

副業自体が稼ぐ力になる。また、副業は早期退職後の、サイドFIRE生活支える収入にもつながるのでとても重要になる。

副業選びでは自分のスキルや興味を活かせるものが良い。自分自身が楽しみながら収入を増やすことができるからだ。

私は副業としてサッカーの審判をやっていた。サッカー部の指導者として、ルールを知っておく必要もあり、大会を運営するにあたっても審判員の免許が必要だったので取得した。先輩教師の勧めもあって、さまざまなカテゴリーの審判をすることもあり、それが副収入となったのだ。

副業を通じて得た収入は、FIREの資金となる。このお金を無駄に使ってはいけない。私は審判で得た収入はすべて不動産の購入資金にした。

稼ぐ力を養うのは贅沢するためではない。FIREを達成するためだ。ブレずに副業に取り組もう。

自分のスキルを活かす副業

公務員は仕事をまじめに頑張ろうが、手を抜こうが給料は変わらない。だから、積極的に仕事をさぼって、副業を頑張ろう…ではない。仕事は仕事で手を抜かず、一所懸命取り組もう。

それは、仕事にしっかり取り組むことで、副業に生かせるスキルが自然と身につくからだ。

私は、子どもたちのためにと思い、資格を取った。部活動ではサッカーの指導者の資格、審判員の資格、マイクロバスを運転するために大型自動車運転免許も取った。

副収入としてはサッカーの審判のみだったが、早期退職した後の副業の選択肢が複数あるということに気がついた。スポーツクラブの指導者や、送迎バスの運転手などの仕事の求人を見つけることができた。

今は新たな副業として、ブログ運営やSNS発信などにも取り組んでいる。ここでは仕事で学んだライティングや多面的に考える思考法などが生かされている。

公務員の仕事にはしっかり取り組もう。それが飯のタネになる。特にライティングやデザイン、プログラミングなどが自分の得意分野なら有利に働くだろう。自分のスキルを活かすことで、より高い報酬を得ることが可能だ。

公務員の副業

2024年現在の状況で、公務員の副業は完全に禁止されてはいないが、制限がされている。【先生が複業について知りたくなったら読む本(学事出版)】の著者の前田央昭氏は副業について3つに分類して紹介している。

先生が複業について知りたくなったら読む本(学校のワーク&ライフシリーズ) [ 前田央昭 ]

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  1. 許可は不要で、利益が発生するもの
    ・投資信託などの資産運用
    ・自宅投資
    ・不動産オーナー
    ・太陽光
  2. 許可は不要で、利益が発生しないもの
    ・SNSやブログなどの発信
    ・プロボノ活動(※公益性のある事業に対して、自分の専門性を活かして貢献すること)
    ・無報酬での非営利法人の役員
  3. 許可が必要で、利益が発生するもの
    ・教育に関する複業ー教育公務員特例法に準じるもの①著述業②講演業
    ・教育に関するものではない複業ー地方公務員法に準ずるもの

この本では兼業許可申請の流れだったり、公務員の副業の好影響などを分かりやすく書いてある。

私も不動産を購入する前には副業規定はしっかり調べた。事業規模にならない「5棟10室未満」「年間500万円未満」といったルールがあった。各自治体で異なるかもしれないので注意すること。

公務員が副業を始めるにあたっては、しっかり調べて始めるようにする。本業への影響や情報漏洩、法的リスクもある。副業が長時間労働につながって、健康を害してしまう可能性もある。副業は慎重かつ、無理なく始めよう。

副業の具体例

①せどり②プログラミング③Webデザイン、Webライティング④動画編集⑤ハンドメイド⑥アフィリエイト(ブログ・SNS)⑦デジタルコンテンツ販売 など

副業の始め方

副業を始める際は、リスクを最小限に抑えるために、事前にしっかりと計画を立てることが重要である。計画的に行動することで、失敗を避けることができる。

また、副業は小さく始めることが大切である。少しずつ経験を積みながら、収入を増やしていくことが重要だ。

小さく始める理由は、初期投資を抑え、失敗した場合の損失を最小限に抑えることができるからだ。大きな借金を背負って、失敗して自己破産をしないようにしよう。

また、小さく始めて、実際の業務を経験しながら、必要なスキルや知識を身につけることができる。これにより、将来的に大きく展開する際の基盤を築くことができる。

そして、小さな副業を続けることで、徐々に自己資金を蓄えることができる。徐々に規模を大きくしながらも、無借金経営を目指すことも可能だ。

具体的な副業の始め方としては、自分の好きなことや興味のあること、得意なことといった自分の考えやスキルの棚卸しをしてみる。次に、副業としての市場があるかを調べる。そして、小さく始めてみる。

私は不動産に興味があったが、「私、絶対に保証人にはならないから!」と妻が借金することに大反対だった。そこで、さまざまな書籍を読み、不動産のセミナーに参加してみて、少額で購入できる東京ワンルームマンションから始めた。

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次に前述した元サラリーマン大家の脇田雄太氏の本と出会い、借金なし、現金買いの築古戸建の大家業を妻と協力し合って進めていった。徐々に数を増やしていき、最終的に無借金でFIREすることができた。

副業は小さく始めてリスクを抑え、少しずつ試行錯誤しながら進めることが大切だ。小さな成功体験を積むことで、将来の大きな成功につながる。また、小さな成功が自信になり、モチベーションを維持しやすくなる。小さなことをコツコツと積み上げていってFIREを達成させよう。

貯める力を高める

ミニマリスト的生き方

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ミニマリスト的な生き方が注目されている。ミニマリストは欲しいものを我慢して切り詰めた生活を送っているイメージがあるがそうではない。【手ぶらで生きる(サンクチュアリ出版)】のしぶ氏は「ミニマリズムの本質は、ある1点を目立たせるために他をそぎ落とす『強調』にある」と言っている。

「誰かが決めた、いい物」より「自分が決めた、いい物」を選ぶ生活を送る。これはFIREを目指す人にとって物だけでなく、お金の使い方や思考、生き方にもつながる考え方である。

私は時間やお金の使い方は「投資、消費、浪費」を意識している。電車での移動時間はボーっとするのではなく読書をする。副業で稼いだお金は不動産購入のお金としてとっておく。しかも、預金ではなくオルカン(eMAXIS Slim全世界株式)を買うといった感じだ。

FIREを目指すのは「自分らしく生きる」ためである。ミニマリスト的な生き方を意識してFIREを目指そう。

支出を見直す

FIREを目指すにあたって稼ぐ力をつけながら、支出の見直しをしていく必要がある。

FIREをするためには資産を買わないといけない。資産を買うお金は収入から支出を引いた余剰資金を使うことになる。余剰資金を増やすために自分の支出を見直し、必要なものと不要なものを区別することが重要になる。特に、固定費を見直すことで、大きな節約につながる。

人生の3大出費と言われているのが「自宅」「車」「保険」である。前述した両@リベ大学長はこの3つに「通信費」「光熱費」「税金」を足した6つの固定費の見直しを勧めている。

自宅の見直し

「自宅」に関しては公務員には住宅補助があるため、FIREするまでは賃貸に住もう。詳しくは【自宅は賃貸か購入か?】地方公務員がFIREするための戦略に書いてあるので追加で読んでほしい。

私自身はFIREするときに、借地権の戸建て平屋を格安で手に入れて、DIYしながら住んでいる(【空き家問題も解消】自宅を0円で手に入れてサイドFIREする方法)。実家に近く、困ったときには助けてもらえるので、FIRE後の心のセイフティーネットにもなっている。

住む場所で人生が変わる。しっかり見直そう。

 

車の見直し

「車」に関してはできるだけ持たないようにしよう。車自体にお金がかかるし、ガソリン代、車両保険代、駐車場代、自動車税などがかかる。レンタカー、カーシェアも普及しているので経済的にどちらが良いかを考えよう。

どうしても買わなければならないのなら、新車ではなく中古を買おう。そして、リセールバリューが高い車を買おう。リセールバリューは、購入した物を再度売却するときの価格である。人気の車は中古でも、価格が下がりづらいものがある。車が必要な場合は、しっかりリセールバリューを調べて、慎重に購入しよう。

私の場合は、地方在住なので2台所有している。ただし、メインで使用している軽自動車は18年乗っている。日本車は丈夫だし、ストレスなく乗れている。車は単なる移動手段だと考えているので、壊れるギリギリまで乗るつもりだ。

見栄や所有欲を満たすためだけに、車を持つことはやめる。FIREを達成するために必要な行動だけをとろう。

保険の見直し

「保険」は低確率・大損失の観点で考えると「生命保険」「火災保険」「自動車保険」の3つだけで十分だ。日本は「国民皆保険」で公的医療保険が充実している。高額療養費制度もあるので自己負担限度額か決まっている。

保険は不幸が起きたときに儲かるギャンブルのようなものである。確率は低いが、起きたら大損害になるものだけに保険をかけよう。お金を貯めようとする学資保険や貯蓄型保険、保険でお金を増やそうとする外貨建て保険などには入らないようにする。

私自身は選択ミスをしながら、保険への理解を深めていった。最初の保険加入は、就職してから数年たったときに、親戚にお願いされて生命保険に加入した。次が妻が出産する前に、職場に来る保険外交員に勧められて、妻の医療保険に加入した。

満10年の貯蓄型生命保険にも、審判の副収入を無駄遣いしないようにするために加入した。子どもが産まれるときには学資保険に入った。

子どもの誕生のときに、私は保険と将来のお金のことに真剣に考えた。その過程で、保険も投資商品だと気づくことができた。保険も結局は保険会社がお客からお金を集め、投資してお金を増やす。増やしたお金で保険料を払っている。それならわざわざ保険料を払わず、自分で投資してお金を増やすほうが投資効率は良いと理解した。

それからは親戚に頼まれて入った生命保険は解約し、妻の医療保険も解約した。今では途中解約では損する貯蓄型生命保険と学資保険のみ継続している。そして、自宅の火災保険と自動車保険にはしっかり加入している。

私たちのお金を多くの人が虎視眈々と狙っている。特に社会人になりたての若者は狙われている。しっかりお金のことを学んで、無駄なお金を使わないようにしよう。

保険には確率は低いが大損害になるものにだけ入る。お金を貯めたいのならば保険ではなく貯金する。お金を増やしたいのであれば保険ではなく投資する。結論は「生命保険」「火災保険」「自動車保険」で十分だ。保険は必要・不必要を見極めて、固定費の見直しにつなげよう。

通信費の見直し

「通信費」のスマホ代を安くするには格安SIMか、楽天モバイルにする。私自身、スマホ代に10年前は月々1~2万円はかかっていた。今はLINEMOと楽天モバイルの2台持ちでも合計2,000円ちょっとだ。基本的に動画は自宅のWi-Fiを利用しているので2,000円に抑えることができている。

私は2020年8月に楽天モバイルが0円のときに使い始めた。0円が終わり、現在の最強プランになってからも使用を続けている理由は、楽天モバイルの「Rakuten Link」というアプリを使えば通話料が基本的に無料になるからだ。

格安SIMのLINEMOにしたのは、両@リベ大学長の【お金の大学(朝日新聞出版)】を読んでから実行に移した。料金は劇的に下がって驚いた。

通信費を安くするには、ただ行動を起こせばよい。手続きがめんどくさいと思うかもしれないが効果は絶大だ。

光熱費の見直し

「光熱費」は電力会社の乗り換えができるようになった。工事は不要で、手続きは簡単だ。現在の契約内容を確認して、乗り換え先の電力会社を比較検討する。新しい電力会社に申し込んで、乗り換え完了の連絡を確認するという流れだ。

引っ越しや家族構成の変化、電気代が高いと感じたときなどが乗り換えの良いタイミングだ。特に引っ越し時には、入居日の1週間前までに手続きを済ませるとスムーズなので、今のうちに候補となる会社を調べておこう。

税金の見直し

「税金」対策も取り組もう。源泉徴収で自動的に給料から税金が天引きされているから、あまり意識していないかもしれない。FIREを目指す過程で副業などで、収入が増えると対策が必要になる。

サラリーマンである公務員の税金は「給与ー控除=課税所得」で計算される。そして、所得税は累進課税制度を採用しており、課税所得に応じて税率が異なる。住民税は一律10%だ。以下は2024年の所得税速算表だ。

課税所得金額(円)所得税率住民税率
195万円以下5%10%
195万円を超え 330万円以下10%10%
330万円を超え 695万円20%10%
695万円を超え 900万円23%10%
900万円を超え 1,800万円33%10%
1,800万円を超え 4,000万円40%10%
4,000万円超45%10%

サラリーマンが税金を減らすには控除をうまく使うことがポイントだ。寄付金控除で有名なのが「ふるさと納税」だ。簡単に言ったら、自治体に寄付すると実質2,000円で返戻品がもらえる制度だ。節税と思われているが、税金の先払いだ。

もともと払わないといけない税金に、2,000円追加で払って、ご当地物をもらえるお得な制度だ。日用品もそろっているので、ふるさと納税を利用すれば日用品が節約できる。

2024年のデータによると、ふるさと納税の利用者数は約1,000万人に達してはいるが、利用率は全体で約16.3%だ。まだまだ使っていない人が多いので是非活用しよう。控除の上限額があるので忘れずに確認しよう。

他にも生命保険料控除や地震保険料控除、医療費控除、寄付金控除などがあるが、年末調整できっちり申告しよう。

サラリーマンが控除以外で節税するには限界がある。そこで活用できるのが副業による事業所得を作ることである。事業所得に使える節税には3つある。

「経費が使える」「青色申告特別控除が使える」「社会保険料が事業所得分にはかからない」の3つだ。ただ、公務員には副業規定があるのでしっかり調べて、慎重に進めよう。

不動産所得も減価償却などの経費が使え、有利な点がある。青色申告特別控除も使えるし、社会保険料が不動産所得分にかからないのも同じだ。私は不動産を活用してFIREを達成した。この部分は後の「何に投資するのかを決める 不動産」で説明するのでそれを見てほしい。

税金のことは源泉徴収で給与から天引きされているから、公務員にはなかなか馴染みがない。しかし、FIREを目指すのであれば、早いうちから税金のことを学び、理解し、対策することは必須だ。私は確定申告を行っていたことで税金への理解が深まった。可能なら自分で確定申告をして、知識と経験を積んでほしい。

家計簿をつける

支出の見直しの最後は「家計簿をつける」だ。家計簿アプリもあり、最近では簡単にできるようになった。

家計簿をつけることで支出の金額と全体像が把握できる。無駄なサブスクリプションサービスはないか、外食費は使いすぎていないかなど、必要な支出と不要な支出の区別ができるようになる。

支出を必要なものだけに絞ることで、無駄を省くことができる。支出が少なくなれば、FIREできる可能性が高まる。支出を最適化しよう。

家計簿をつけて生活費が分かると、FIREするために必要なお金が明確になる。生活費より資産からの収入が多くなれば、自分が働かなくてもよくなる。経済的自立の状態だ。家計簿は1円も漏らさず、完璧にする必要はない。FIREに必要なお金を知るために、一度は家計簿をつけてみよう。

私の場合は、妻が家計簿を毎月つけてくれていた。元公務員がサイドFIREを公開しますでも話しているが、体調に不安を感じたときに、本当にFIREできるかを調べようとした。家計簿のおかげで、FIREするために必要な生活費がすぐに分かって、とても助かった。

細かくつける必要はない。支出の全体像の把握と、不要な支出に気づくためにつける。FIREできる金額を把握するためにつける。「資産収入>生活費」が達成できればFIRE可能だ。

貯金の習慣を身につける

貯金ができないと資産が買えない。FIREを達成するためには貯金することは最低条件だ。では貯金するお金を給料からどうやって作るかというと、先に貯金するお金を給料から天引きするのだ。「給料ー貯金額=生活費」で生活するのだ。

よくお金が貯まらないという人がいる。それは、給料から生活費を使った残りのお金を貯金しようとするからだ。強制的に貯金するお金を給料から天引きして、残ったお金で生活するのだ。

おすすめは通帳を貯蓄用、投資用、生活費用と分けることだ。公務員の給料は銀行への振込みだ。その振込先を3つに振り分けるのだ。そして、貯蓄用には手を付けない。投資用は証券口座と紐づけたり、副業で稼いだお金の入金先にする。生活費用のみを自由に使えるようにするのだ。

もちろん、ボーナスも貯蓄・投資にまわす。FIREを最短で目指すのなら、心を鬼にしよう。

貯金はFIREするまで続けなければならないのかというと、そうではなく、目標金額まで貯めるようにする。目標金額は生活費の1年分だ。生活費が月20万円なら240万円となる。家計簿を参考に「生活費(月)×12か月」のお金を貯めよう。このお金は生活防衛資金だ。

人は生活していると急な出費があったりする。けがや病気で働けなくなる。リストラされる。このようなときにお金に困らないように準備しておくのが生活防衛資金だ。生活防衛資金は生活費の6~12か月と言われているが、FIRE後を考えると12か月分あれば安心だ。

生活防衛資金が貯まったあとは、貯蓄用に回していたお金は投資用に変更して資産を買っていこう。

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収入の定額を貯金することについては昔から有効性が説かれている。有名なのが本多静六の1/4貯蓄法である。本多静六は1866年生まれの日本の林学の父と称される著名な学者であり、投資家でもあった。

本多静六の1/4貯蓄法は、収入の25%を自動的に貯蓄に回し、残りで生活するというシンプルな方法だ。短期的な利益を追求するのではなく、長期的に資産を増やすことを重視していた。富を築く基礎は今も昔も変わらない。

私は、ろうきん(労働金庫)に給料から天引きして、財形貯蓄をしていた。財形貯蓄は私が就職したときに、父に勧められて始めた。最初は年50万円(月3万円、ボーナス7万)で、数年たってから年100万円(月6万円、ボーナス14万円)に増額した。通帳を作っていなかったので、お金を下ろすことができない状態だった。

私はこのおかげで、自然と貯金する習慣が身についた。先に貯蓄し、残りで生活するという習慣は、つみたてNISAにつながり、FIRE達成の土台となった。まだ、お金の知識もなく、社会人になったばかりの時期にアドバイスをくれた父には感謝している。

貯金するシステムを構築して、自動化する。貯金を習慣化するためには、給料を貯蓄用・投資用・生活費用と分けて管理する。毎月一定額を自動的に貯金口座に移すことで、意識せずに貯蓄を増やすことができるのだ。この習慣がFIREへの土台となる。

増やす力を高める

投資の基本

資産とは

投資は、お金を資産に変えて、増やしていくことだ。資産からの利益はキャピタルゲイン(売買益)とインカムゲイン(株式からの配当金や家賃収入)などがある。

FIREを目指すうえで必要となるのがインカムゲインになる。インカムゲインは定期収入だ。キャピタルゲインは売ったら終わりの1回きりの収入になる。

投資に使うお金は余剰資金を使う。生活防衛資金や生活費を使ってはいけない。生活防衛資金はケガや病気で働けなくなったときや、リストラされたりしたときの非常事態の時のお金である。絶対使ってはいけない。

数年に一度は起きる大暴落のときも、生活防衛資金があるというだけで心の安定剤にもなる。生活費を使ったら生活できなくなる。投資資金が足りないのなら支出の見直しをするか、副業をして資金を増やそう。

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資産と負債の違いを知っておくことも大切だ。金持ち父さんシリーズのロバート・キヨサキ氏は資産と負債の違いを「自分のポケットにお金を入れてくれるのが資産、お金をとっていくのが負債」と分かりやすく教えてくれている。

投資商品を買うときには、自分のポケットにお金を入れてくれるのかを、しっかり見極めることが重要になる。投資を長く続ける秘訣は、儲けるのではなく、損をしないことだ。損をしなければ投資市場から退場することはない。儲けようとしすぎるとリスクを取りすぎて、大きな損失をだし、投資市場から退場することになるのでご注意を。

資産の種類

  1. ビジネス: 副業としても始められる。小さく始めて、大きく育てることも可能。
  2. 不動産: 資産形成の王道。
  3. 紙の資産(株式、債券など): 銘柄を選び、買うだけなので簡単に始められる。
  4. コモディティ・暗号資産(金・銀、エネルギー、穀物、ビットコイン、イーサリアムなど)
  5. SNSのフォロワー:現代社会における新しい資産

投資詐欺に注意

うまい話には裏があることも忘れてはいけない。振り込め詐欺、有名人を使った投資詐欺など、お金が絡むと多くの問題を引き寄せる。ポンジスキーム、暗号資産詐欺、未公開株詐欺、情報商材型詐欺など、投資詐欺は多様な手口で行われている。

私の知人は、会社の先輩に「NISAは知っているか。株式投資で儲けている人がいる。有名人とも知り合いだ。毎日LINEで株の情報を教えてくれる。貯金していても儲からない。私も500万預けて儲かっている。みんなもやっている。あなたも始めないか。今度、その人を紹介する」と言われて、私に相談してきた。

私は知人に「それは投資詐欺だ。株をその人に預けて儲かっているというが、証拠はどこにあるのか。そもそも株式投資なら自分で株を買って運用すればよいだけで、他人にお金を預ける必要はない。その人と連絡が取れなくなったらどうなるのか。投資で自分でお金のコントロールができないことは危険だ」

このような話は身近に起きている。「私は騙されないから大丈夫」は危険だ。特に高利回りや元本保証を謳うものには注意が必要だ。

詐欺に遭わないためには、投資先や勧誘者の信頼性を確認し、怪しいと感じた場合は慎重に行動することが重要だ。利害関係のない人に相談しよう。元本保証、絶対に儲かるは詐欺だ。

リスクとリターンの理解

投資にはリスクがともなうが、リスクを取ることでリターンも大きくなる可能性がある。一般的に、リスクが高い投資はリターンも高い傾向がある。リスクを理解し、適切なリターンを得るための戦略を立てることが重要である。リスクを管理することで、安定した資産形成が可能となる。次に主な投資リスクを挙げる。

株価変動リスク:株式に投資する場合、株価は市場の動向や企業の業績、経済情勢などによって変動する。購入した株の価値が下がる可能性がある。
信用リスク:債券や投資信託に投資する際、発行体(企業や政府)が財政的に困難に陥り、利息や元本の支払いができなくなるリスクがある。投資した資金が戻らない可能性がある。
流動性リスク:投資した資産を希望する価格で売却できないリスク。特に取引量が少ない銘柄や市場では、売り手や買い手が不足し、希望の価格で取引できないことがある。
金利変動リスク:金利が変動することによって、特に債券の価格に影響を与えるリスク。金利が上昇すると、既存の債券の価格は下がる傾向がある。
為替変動リスク:外国の資産に投資する場合、為替レートの変動によって投資の価値が影響を受けるリスク。円高になると、外国資産の価値が減少することがある。

リスク管理の方法

  1. 分散投資: 投資先を複数に分散することで、特定の資産のリスクを軽減する。株式と債券、地域、資産クラスを組み合わせることが効果的だ。
  2. 長期投資: 投資を長期間続けることで、短期的な市場の変動に対する影響を和らげることができる。時間をかけることで、リスクを分散し、資産の成長が期待できる。
  3. リスク許容度の確認: 自身のリスク許容度を理解し、それに応じた投資戦略を立てることが重要になる。リスクを受け入れられる範囲内で投資を行うことが、長期的な成功につながる。

投資の心構え

投資にも「心・技・体」が必要だ。

「心」は投資に対するメンタルの強さとマインドである。

リスク許容度は人それぞれ違うし、経験でも違ってくる。例えば、不動産を購入するときの借金に対して心の状態などだ。「借金自体が怖いから借金は嫌だ」「借金は物件の担保評価があるから10億円でも平気だ」など、人によって違う。自分の心の状態にあった投資商品、投資額があるのでしっかり見極める必要がある。

また、投資家は市場の変動に対して、冷静でいる必要がある。特に市場が不安定なときや株価が急落した際に、感情に流されずに判断を下すことが求められる。

「狼狽売り」という言葉があるように、損失を恐れて誤った判断で売却することがある。自分の投資戦略によって行動できるように、メンタルをコントロールできるようにしないといけない。

マインドはぶれない心だ。信念といってもいい。他人は「そんなことできない、FIREなんて無理だ、FIREした人なんて周りにいない」と言う。身近な人ほど言ってくる。しかし、自分は絶対にFIREして、幸せな人生を送るのだと強い心を持って生活する。

あなたはFIREをしたことがない人のアドバイスに従うのか。それともFIREした人のアドバイスに従うのか。やったことがない人ほどできない、無理だという。惑わされることなく、自分を信じて突き進もう。

「技」は投資に関する知識を深めることは不可欠だ。例えば、株式投資なら財務指標や市場の動向を理解し、適切な投資判断を下すための技術を磨くことが求められる。PER(株価収益率)やROE(自己資本利益率)などの指標を理解することが重要だ。

また、使われている「言葉」を理解することも大切だ。不動産ならば、減価償却とは何のことなのか、表面利回りと実質利回りはどう違うのか、といったことだ。

投資によって使われている言葉が違う。海外に行って、言葉を理解していないと指示されるままに動くしかない。そんなことを投資の世界でしていたら、カモにされるだけだ。

投資の言葉を理解し、知識を深め、経験を積んで、自分の判断で投資をコントロールできるようになろう。

「体」は身体的な体力と金銭的な体力だ。投資活動を長期にわたって続けるためには、身体的な健康が重要だ。健康でなければ、投資に集中することが難しくなる。ストレス管理や適度な運動を心がけ、良い状態で投資ができるようにしよう。

金銭的な体力は、資金管理やリスクコントロールだ。投資資金がないのは金銭的な体力がない状態だ。リスクを考えずに暗号資産に全額投資するのは、体力がないのに42.195kmのマラソンを全力で走るようなものだ。

FIREまでの道のりはマラソンと同じだ。コツコツと運動して体力をつける。ペースを考えて走りきる。ゴールできずに途中でリタイヤしないように、金銭的な体力をつけよう。

投資の「心・技・体」を意識的に鍛えよう。

何に投資するのかを決める

投資は資産を作る、資産を買って増やしていくことになる。ビジネス、不動産、紙の資産、コモディティ、SNSのフォロワーのなかで自分に合ったものを探していく。

投資は長期的に行わないといけない。だから、自分が好きなもの、自分の性格にあったもの、得意なものに取り組むことで、モチベーションを保ちながら続けることができる。

私は学生時代、古本屋めぐりが好きだった。自分が欲しいと思っていた本を見つけたときの喜びが、宝探しのようで好きだった。そして、それが格安で手に入るとさらに嬉しさが倍増した。

不動産も古本探しと同じように宝探しの感覚が味わえる。良い物件を安く見つけたときの喜びはたまらない。私は物件探しが楽しいと感じたので不動産を選んだ。

自分には何が合うのかを考えよう。日常生活の中にヒントがある。まずは何に投資するのかを次のなかから決めよう。

ビジネス

副業で小さく始めて、大きく育てることができる。人を雇い、会社を設立して、事業として取り組むこともできる。投資としてのビジネスは、高いリターンを期待できる。特に、成長が見込まれる新興企業やスタートアップに投資することで、資産を大きく増やす可能性がある。

不動産

住居系(ワンルーム、アパート、マンション、戸建て、シェアハウス)、宿泊施設系(民泊、ゲストハウス)、テナント系(商業ビル、駐車場、倉庫)、太陽光発電といったものがある。

不動産の最大の魅力は、賃貸物件から得られる安定した家賃収入だ。入居者がいる限り、毎月一定の収入が期待できる。

不動産では、金融機関からの融資を利用することで、自己資金を少なくして大きな物件に投資することが可能になる。これにより、少ない資金でより大きなリターンを得ることができる。公務員は社会的信用が高く、金融機関からの融資が通りやすい。

不動産によって得られる収益は、確定申告を通じて他の所得と損益通算ができる。これにより、税金を軽減できる場合がある。また、減価償却を利用することで、経費を計上しやすくなる。

減価償却とは、保有する固定資産の取得価額を、その資産の耐用年数にわたって分割して経費として計上する会計処理。主に定額法や定率法で計算され、資産の種類によって耐用年数が異なる。

不動産は、安定した収入源、レバレッジ効果、節税効果など、多くのメリットがある。そして、公務員は金融機関の融資が通りやすいので有利だ。これらの利点を活かすことで、長期的な資産形成や経済的な安定を図ることが可能だ。ただし、借金のリスク、空室リスクや管理の手間などのデメリットも存在する。十分な知識と計画が必要だ。

紙の資産(株式、債券など)

株式や債券などがある。まずは証券口座を解説しよう。

初心者には、インデックスファンドや積立投資がオススメである。これにより、リスクを分散しながら資産を増やすことができる。市場全体の動きに連動するインデックスファンドは、手数料も低く、長期的な投資に適している。初心者でも取り組みやすい投資方法である。

積立投資は、毎月一定額を投資することで、ドルコスト平均法を活用し、価格変動の影響を軽減できる。長期的な視点で資産を増やすための有効な手段である。

ドルコスト平均法とは、価格変動する金融商品を定期的に一定額購入し、平均購入単価を下げる投資手法。リスクを分散し、長期的な資産形成に適している。

コモディティ・暗号資産

コモディティとは、貴金属の金・銀、エネルギーでは原油など、穀物ではトウモロコシ、大豆などがある。金や原油、農産物などの実物資産を指し、商品先物市場で取引される標準化された商品だ。

需給バランスによって価格が変動し、インフレに強い特性がある。投資手法としては、現物購入や先物取引、ETFなどがある。

暗号資産(仮想通貨)は、ブロックチェーン技術に基づく、中央銀行に依存せずに取引が行われるデジタル通貨だ。ビットコインやイーサリアムなどが代表的で、投資商品としては価格の変動が大きく、リスクとリターンが高い特徴がある。

資産価値の爆発的な上昇を期待して購入するが、価格のボラティリティ(大きい変動幅)や詐欺のリスクも考慮する必要がある。

SNSのフォロワー

なぜ、SNSのフォロワーが新しい資産になってきたかというと、社会が評価経済になってきたからだ。評価経済とは、今までの貨幣経済に対して、他人からの評価や信用によって回る新しい経済形態だ。評価が通貨のように機能し、影響力が経済的価値を生むのだ。

だから、フォロワー数が経済的な価値を持つ資産となってきたのだ。フォロワー数が多いほど、スポンサーシップや広告収入を得やすくなった。企業や個人は、フォロワーや支持者の数を増やすことで、マーケティングやビジネスチャンスを拡大できる。

具体的な収益方法には、アフェリエイトマーケティング、スポンサーシップとPR案件、自社商品やサービスの販売、コンテンツの有料化、コンテンツ制作と販売、ライブコマースと多岐にわたる。

特に、アフィリエイトは、初心者でも手軽に始められ、特別なスキルがなくても取り組むことができる。アフィリエイトとは、他社の商品やサービスを紹介し、購入が発生した際に報酬を得る仕組みだ。SNSの投稿やストーリーにアフィリエイトリンクを掲載することで、収益を上げることができる。

人気のSNSには、Youtube、Instagram、Facebook、TikTok、X(旧Twitter)などがある。普段から自分が利用しているもので好きなSNS、フォロワーが多いSNSがあると思う。興味があるならチャレンジしてみよう。

投資の最終目標

金持ち父さんシリーズのロバート・キヨサキ氏は、資産の築き方を「ビジネスでお金を稼ぎ、稼いだお金で不動産を買っていく。残りのお金は株式投資で増やしていく」と示している。私たちも給料と副業で稼いだお金を不動産や株式といった資産に変えていく作業を繰り返すことになる。

そして、増やしていった資産からの収入が、生活費を超えたら経済的自立を達成したことになる。それが投資の最終目標だ。

資産が不動産ならば、家賃収入から経費を引いた金額が生活費を超えたら、経済的自立の達成だ。「家賃収入ー経費>生活費」だ。

資産が株式ならば、4%ルールを適用して、「1か月の生活費×12か月×25」が必要な資産額になる。45歳夫婦、子ども2人と仮定して、月々の生活費が30万円としたら「30万円×12か月×25=9,000万円」となる(家庭の状況は、それぞれ違うので生活費も違ってくる。今回は目安として30万円で例示する)。

4%ルールとは:退職後、毎年資産の4%を取り崩すことで、理論的には30年間資産を維持しながら生活できるとされている。この考え方は、過去の市場データに基づいており、特に米国の株式市場の長期的な成長率を考慮している。4%ルールによれば、年間の生活費を賄うためには、その25倍の資産を築く必要がある。例えば、年間の生活費が300万円であれば、7500万円の資産が必要になる。

私は完全なFIREではなく、サイドFIREを勧めている。早期退職後も副業などで10万円程度の副収入を想定している。副業を考慮すると、FIREの必要額は自分の状況に応じて対応可能だ。副収入をどれくらいに設定するかも考えて、投資の最終目標を決めよう。

FIRE達成の具体的な必要金額が分かったら、愚直に資産を増やしていく。「資産収入>生活費」が達成できればFIRE可能だ。投資は資産を増やすための重要な手段である。リスクを理解し、自分に合った投資方法を選ぶことができれば、FIRE達成は必ずできる。

まとめ

サイドFIREを実現するためのポイント

サイドFIREを実現するためには、明確な目標を設定することが重要である。何歳までに早期退職するのか、FIREに必要な金額はいくらか、FIRE後の自分にとっての幸せな生活をイメージする。

副業で「稼ぐ力」を高める。まずは副業で何をするのか決める。副業は小さく始めてリスクを抑え、少しずつ試行錯誤しながら進めることが大切だ。小さな成功体験を積むことで、将来の大きな成功につながる。また、小さな成功が自信になり、モチベーションを維持しやすくなる。

投資・消費・浪費を意識して「貯める力」をつける。必要・不必要を見極めて無駄をなくす。固定費の見直しをして生活費を抑える。給料から天引きして貯金をするようにして、確実にお金を貯めるようにする。まずは生活防衛資金を貯め、その後、投資にまわすようにする。

投資の心・技・体・を鍛え、「増やす力」を高める。リスクを見極め、自分に合う投資を選び、資産を増やしていく。目標の資産額を決め、「資産収入>生活費」の状態にしてFIREを達成する。

サイドFIREは一朝一夕には達成できない。継続的な努力と学びが必要である。日々の小さな積み重ねが、大きな成果につながるのだ。

読者へのメッセージ

私は体調に不安を感じたときに、妻に相談して生活費を調べた。生活費より家賃収入が上回っていた。「助かった…これなら仕事を辞めても、家族が路頭に迷うことはない」と思い、退職を決意した。

妻の家計のやりくりと公務員の安定した給料、不動産からの収入。どれかひとつでも欠けていたら退職できなかった。あのまま仕事を続けていたら、体調を崩していたかもしれない。人生は、いつ、どこで、どうなるか分からない。本当にFIREを目指し、動き出していて良かった。

今は質素ではあるが、充実した毎日を過ごしている。田舎暮らしで、家賃も抑えることができ、子供もまだ小さいので学費は高くない。だからこそ現在はどうにか生活できている。将来への不安はあるが、それでもFIREできて良かったと本当に思っている。

子どもと過ごす時間も増えた。妻ともランチに行って、ゆっくり話ができる。夏休みの家族旅行も混雑を避け、平日に行けた。教師を続けていたらできなかったことにも挑戦できている。今では心身ともに健康で落ち着いた時間を送っている。

FIREへの取り組みは、あなたの人生を間違いなく助けてくれるし、豊かにしてくれる。あなたもサイドFIREを目指して、一歩を踏み出してみてほしい。小さな行動が大きな変化を生むことを実感できるはずだ。FIREの先には今とは違う幸せが待っている。

人生は一度しかない。自分の人生は自分で切り開いていこう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。疑問や質問などがありましたらコメント欄にお書きください!毎週金曜日に記事を公開しますので、次回もお楽しみに!※投資は自己責任で行ってください

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