【FIRE希望者必読】学生時代に知っておくべき重要ポイント5選

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終身雇用も崩壊したと言われてるけど、このまま就職しても大丈夫かな?

長時間働くのではなく、家族や友人と過ごす時間や趣味や好きなことをする時間を大切にしたい。

インフルエンサーでFIREを達成しているひとがいる。おれも自由な生き方がしたい。

現代社会は長寿化し、人生100年時代といわれるようになった。終身雇用が崩壊し、長い人生で同じ仕事を続けることは困難にもなってきた。働き方改革が叫ばれるも、なかなか長時間労働はなくならない。やりがい搾取と言われる仕事もある。

そのような中で、若い世代からもFIRE(経済的自立・早期退職)が注目されている。就職しても定年まで働くイメージがわかない。社畜として働くことは避けたい。早く経済的に自立して、好きなことをやりながら暮らしたい。経済的な不安や新しい価値観などから学生のうちからFIREを目指す人が増えている。

それではFIREをするためにはどのようなことを考えながら生活しなければならないのか。何を準備すればよいのか。FIREするためにはプランが必要である。この長い人生を生きる上で、FIREをするための人生プランを考えなければならない。

私は33歳でお金・投資の勉強を始め、10年後の42歳でFIRE(経済的自立・早期退職)した元教師(地方公務員)である。13年かけて250冊を超えるお金・投資の本で学び、学んだことを実践することでFIREすることできた。

ここでは「FIREを目指す人が学生時代に知っておくべき5つのこと」を詳しく説明し、FIREをするためにやるべきことを明らかにする。

この記事を読めば、FIREを目指す学生が学生時代や就職する前に知っておくべきことが分かり、学生のときに取り組むべきことが明確になる。知っておくことが明確なることで就職する前から人生の戦略が立てることができるようになる。

私はFIREに向けた考え方や取り組みを学んでいたおかげで、42歳でFIREを実現できた。どれが欠けてもFIRE達成はできなかった。ぜひFIREを目指している人は最後まで読んでほしい。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略 [ リンダ・グラットン ]

人生100年時代へ


現在、「人生100年時代」が現実となりつつある。これまでは「教育→仕事→老後」という3ステージの人生モデルであったが変化してきた。長寿化による人生100年時代になり、「教育→仕事→老後」の「仕事」の期間が長くなってきている。

従来のキャリアモデルでは、仕事の期間が約40年程度と考えられ、会社に長く勤めることが一般的だった。しかし、人生100年時代に向けて、働き続ける期間が40年から50年、60年と増えることが予想される。

高校・大学を卒業後の20歳前後から70歳過ぎまでの50年間を同じ仕事を続けていくのか。それが可能なのか。人生100年時代に突入するこれからの社会では、人生プランを考えなければならないのだ。

また、企業間の競争の激化、変化の激しい時代になり、企業の終身雇用も崩壊している。働き方改革が叫ばれているものの、長時間労働やパワハラ・セクハラなどの問題は根深く、体調を崩して休職や退職に追い込まれる人も多い。

少子高齢化にともなう社会保障の問題もある。年金の受給年齢が65歳へ引き上げられたことに加え、今後さらに70歳以上になる可能性も示唆されている。こうした状況を受け、定年後の生活をより豊かにするための戦略として、今から具体的な人生プランを描くことが必要なのだ。

終身雇用や年金制度の安定が危ぶまれる中、早期に経済的自立を実現することが将来への安心材料となる。特に、自らの意思で働き方を選べる「自由なキャリア」の重要性が増している。FIREという選択肢は、人生の質を高めるための手段として注目されている。

人生100年時代の変化する状況のなか、FIRE(経済的自立・早期退職)を目指すことは、これからのキャリアプランにおいて重要な選択肢となってきた。

「人生は時間とお金のゲーム」という考え方

ロバート・キヨサキ氏は「金持ち父さんのパワー投資術(筑摩書房)」で「人生は時間とお金のゲーム」と言っている。

・金持ち父さんはよく「人生は時間とお金のゲームだ」と言っていた。

・お金のゲームに勝つというのは、自分たちの労働ではなく資産から生まれるお金が支出を上回る状態に達することを意味する。

金持ち父さんのパワー投資術
(著者)ロバート・キヨサキ/シャロン・レクター(筑摩書房)

この本では多くの人が働く期間は25歳から65歳までの40年間と考えて、お金のゲームを4つのクォーターに分けて紹介している。1つのクォーターが10年間だ。私たちが働いて過ごす人生には10年のクォーターが4つある。

お金のゲーム
年 齢試合時間
25歳~35歳第1クォーター
35歳~45歳第2クォーター
ハーフタイム
45歳~55歳第3クォーター
55歳~65歳第4クォーター
オーバータイム
時間切れorゲームは続く

人生でお金のことで困らないようにするためにはプランを立てることが大切だ。何をするにしても、目標を明確にし、プランを立て、実行し、評価をして、改善を図る。金持ち父さんのように年齢を分けることはプランを立てるときにとても役に立つ。

人生がお金と時間のゲームならば、ゲームに勝つためには早い時期から戦略的に人生プランを立てる必要がある。ゲームオーバーになってから戦略を立てても遅い。人生は一度きり。人生はゲームと違ってリセットボタンを押して、最初から再び始めることはできない。

金持ち父さんが説明するように、お金のゲームに勝つというのは、自分たちの労働ではなく、資産から生まれるお金が支出を上回る状態にすることだ。働きながら、いかにして資産を作るかがポイントである。

資産を作るには稼ぐ力を高め、お金を貯める力が必要だ。そして貯めたお金で資産を買っていく。

人生を生きていくなかでお金も必要である。そのお金は、自分が働きながら、自分の時間を犠牲にして、お金を稼ぐのか。または、資産にお金を稼いでもらって、自由に自分の時間を使っていくのか。

長い人生を豊かに過ごすためには、早い段階から戦略的に人生設計を行うことがとても重要である。人生は時間とお金のゲームである。このゲームを上手にプレイするために戦略を立てよう。

時間とお金の使い方を理解する

人生は「時間とお金のゲーム」である。時間やお金の使い方には「投資」「消費」「浪費」があり、これらはFIREの実現において重要な要素である。お金の使い方はもちろん、時間の使い方も投資や消費、浪費として捉える意識が必要である。

FIREを目指すうえで大切なことは日常的な考え方や習慣である。「考え方が変わると習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば人生が変わる」と言われる。自分の人生を変える、自分の人生を戦略的に生きるためには「投資」「消費」「浪費」の考え方で生活することが大切になる。

たとえば、将来の成長につながる学びや自己研鑽は「投資」、生活に必要な活動は「消費」、無計画な無駄遣いやだらだら過ごす時間は「浪費」となる。特に学生時代は時間や多くの誘惑があるために、何も考えずに無作為に過ごすことがある。

私は小さいころから時間を無駄に使うことが、何となくもったいないと思う子どもだった。中学校時代は部活動の休憩時間に、周りのチームメイトは座って休んでいても、私はサッカーボールを触りながら立って休憩していた。高校時代は参考書を読みながら歩いて登校した。

大人になって「投資」「消費」「浪費」の考え方を知ったときに、この考え方は私のこれまでの行動に有利に働いていたと思った。高校・大学受験を合格してきたみなさんも、似たような時間の使い方や取り組みをしてきたのではないか。だからこそFIREを目指せる要素は十分にある。

人生は長い。だからこそ早い時期から「投資」「消費」「浪費」の考え方を意識しよう。時間とお金の多くを投資に振り分ける習慣を身につけ、FIREを達成して人生を変えよう。

自分の好きなことに取り組み、自分の才能を探る

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫 だいわ文庫) [ 本田 健 ]

ユダヤ人大富豪の教えの著者の本田健氏は「20代にしておきたい17のこと(だいわ文庫)」で自分の好き嫌いから自分の才能を探ることができると言っている。人生を戦略的に生きていくうえで自分の才能を知っているかどうかはFIREを目指すうえでも大切だ。

25歳までの若い時期は、自分が本当に興味を持てることや好きなことを見つける絶好の機会である。特に学生のときは自由に使える時間もあり、若く、体力もあり、行動力がある。趣味やスポーツ、ボランティア、アルバイトと興味があることにどんどんチャレンジする。

様々なことに幅広く挑戦することで、自分が何に情熱を感じるのかが分かる。また、仕事や活動にどのようなやりがいがあるのかを知ることができる。自分の好きなことを見つけることで、将来の職業選択や人生の方向性を明確にできるのだ。

私は学生時代、古本屋めぐりが好きだった。古本を探しているときの感覚が宝探しの感覚と似ていて、探している本が見つかったときの喜びがたまらなく好きだった。

この経験が不動産の物件探しに生かされている。根気よく探していると、絶対に良い物件と出会えると私は経験的に分かっている。だから、現在でも毎日の物件チェックを楽しんでやれているし、良い物件との出会いのお陰でFIREすることができた。

自分が好きなことや興味のあることだと長く続けることができる。そして、学び続けることもできる。自分が何に情熱を感じ、やりがいや楽しさを感じるのか。

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」

自分が何を好きなのか、しっかり立ち止まって振り返ろう。それが何かが分かれば、自分の才能に気づくことができ、自分の人生に迷うことなく突き進むことができるのだ。

リーダーシップとチームワークを学び、自分の使命を考える

改訂版 金持ち父さんの起業する前に読む本 ビッグビジネスで成功するための10のレッスン (単行本) [ ロバート・キヨサキ ]

前述したロバート・キヨサキ氏は「金持ち父さんの起業する前に読む本(筑摩書房)」でビジネスの3つの基本要素に「使命、リーダシップ、チーム」を挙げている。

「使命」はビジネスの目的と方向性を定める。「リーダーシップ」は決断をし、ビジネスを使命に集中させる。「チーム」はビジネスを運営するのに必要なさまざまな種類の専門知識や技術、スキルを提供する。

公務員やサラリーマンにとってビジネスとは仕事を指す。卒業後に職を決め、仕事に取り組んでいくのであれば、「使命、リーダーシップ、チーム」を事前に学んでおく必要がある。

また、人生を生きることは「株式会社 自分」の代表取締役として生きることでもある。公務員やサラリーマンであろうが、FIREしようが自分の人生のかじ取りは自分でするしかない。だからこそ、ビジネスの3つの基本要素である「使命、リーダーシップ、チーム」を学んでおかないといけない。

学生までの若い時期は、環境的にリーダーシップとチームワークを意識して身につけやすい。特に、アルバイトや部活動、サークル活動を通じて、リーダーシップやチームでの協力の重要性を学ぶことができる。

こうした場で自分の意見を述べ、他人と協力して目標を達成する経験は、将来のキャリアにも大きな強みとなる。また、これらの活動を通じて生涯の友人や共に成長する仲間を見つけることができ、人生の使命や目的に触れる機会にもなる。

私は小学校4年生からサッカーをやってきた。サッカーを通じて、勝利を目指してチームの仲間と協力することの大切さや、キャプテンとしてリーダーシップを学ぶことができた。それだけでなく、大学進学や職業選択をする際もサッカーが深く関わっていた。

私はサッカーのお陰でさまざまな経験ができ、人間としても成長できたし、生涯の仲間とも出会えることができた。サッカー選手としての競技生活に区切りをつけるときに思ったことが、私の人生を豊かにしてくれたのはサッカーだったということだった。

そんなサッカーへの恩返しという意味で、次の世代の子どもたちにサッカーを教える教師になろうと決意したのが大学4年生のときである。サッカーへの恩返し…これが私の人生の使命のひとつだと気づけたのである。

私自身、サッカーを通して「使命、リーダーシップ、チーム」を学ぶことができた。この経験がこれまでの仕事への取り組み方や人生の選択、FIRE達成に大きな影響を与えてくれた。FIREを目指すうえでも、「株式会社 自分」のかじ取りをするうえでも「使命、リーダーシップ、チーム」がとても大切になるので意識して学んでほしい。

まとめ

このように、FIREを目指すには戦略的なプランと自己理解が重要になる。長い人生を豊かに、そして自由に生きるためには、若い頃からの準備と意識が鍵を握っている。

長寿化により、働く期間が延び、従来の「教育→仕事→老後」というライフサイクルが変化してきた。終身雇用や年金制度の安定が不透明な時代では、自身で経済的自立を早めることが将来の安心材料になる。

人生は時間とお金のゲームである。人生の早い段階から資産を築き、労働収入に依存しない収入源を確立することが大切だと意識して過ごしてほしい。

そして、時間やお金の使い方を「投資」「消費」「浪費」に分類する習慣を身につけることも忘れてはいけない。日常生活で投資の割合を増やしていくことが、FIRE実現に向けての確実な一歩だ。

好きなことを見つけ、自分の才能を把握することもFIREに向けた重要な要素だ。また、リーダーシップやチームワークのスキルは、仕事や自己実現においても大きな強みになる。学生のうちに部活動やサークル、アルバイトなどで、意識的にリーダーシップやチームでの協力の経験を積んでほしい。

最後に、人生において「自分は何のために生きるのか」という使命を持つことが、FIREを目指すための重要な原動力となる。使命を意識することで、FIRE後も人生に迷うことなく自己実現に向けて邁進できる。是非ともここで学んだ5つのことを忘れずに生活して、FIREを実現してほしい。

えぃす
えぃす

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。疑問や質問などがありましたらコメント欄にお書きください!毎週金曜日に記事を公開しますので、次回もお楽しみに!※投資は自己責任で行ってください

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